スノーボード中に骨折をしてから1週間が経過しました。やっと病院にかかることができました。今回訪れたのはフッツクレー(Footscray)病院です。
Footscray hospital
https://www.westernhealth.org.au/OurSites/WesternHospital/Pages/default.aspx
日本語対応のクリニックじゃダメなのか?
メルボルンシティー内の医療機関で、日本語で受診できて、かつワーホリ保険に加入していれば、現地での支払いが不要というクリニック(パラマウントクリニック)があります。そちらの病院で治療ができないか念のため電話で確認したのですが、その病院はあくまでクリニックでホスピタルとは違うので、専門的な診察や治療は不可とのことでした。
ただし、オーストラリア現地の病院にかかるにあたってのアドバイスや、保険会社に一度先に保険適用になるかどうか確認したほうが良いなど、具体的なアドバイスを日本語でしてもらえたのでいちど話して良かったなと思っています。
なので、今回は最初に応急処置をしてもらった最初の病院で予約を取ってもらったフッツクレー病院にかかりました。フッツクレー病院は特に外科医療の専門性が高いらしいです。
予約票
こんな感じの予約票がSMSにPDFで事前に送られてきました。当日はこれを見せて受付します。

病院の中の様子
指定されたフロアに移動し、スマホの画面で予約票のPDFを見せて受付しました。すぐ横の待合室で座って待つように指示されました。日本みたいに診察券を作ったりはしませんでした。
日本の病院の待合室とは違って、静かにしていないといけないと言う雰囲気はあまりなかったです。飲食もオッケーですし、病院内での通話もオッケー、それぞれが各々自由に過ごしていました。外科メインのフロアだったということもあると思いますが、患者さんも看護師さんもマスク着用なしの方がほとんどでした。
予約してるのに…
予約をしてきたのにもかかわらず、診察まで待合室で4時間半ほど待ちました…!
これは私だけに限ったことではありません。私の周りに座っている患者さんたちのメンツもなかなか変わらず、みんな同じように長時間待っているようでした。あまりに待ち時間が長いので、看護師さんが待合室で「サンドイッチとオレンジジュースが欲しい人はいますか」と声をかけて、待っている患者さんに無料で配ったりしていました。
待てども待てども呼ばれず
最初の15分位で、レントゲンを撮ろうと1回呼ばれたのですが、私が骨折後最初にかかった病院で撮影してもらったレントゲンを私が所持していたので「やっぱりレントゲンは撮らず先に先生に見てもらおう」ということになりました。また新たにレントゲンを撮らなくてよかったのはラッキーでしたが、そこから診察まで4時間ほど待ちました…
朝早く家を出たので朝ご飯を食べておらず、待ち時間にめちゃくちゃお腹が空きました。病院の中にカフェがあるので、待っている間そこに行ってもいいかと1回看護師さんに聞いたのですが、「もし呼び出し時にいなかったら、予約を飛ばされる可能性があるからいたほうがいい」と言われたので行けませんでした…
看護師さんから無料でもらったサンドイッチで何とか理性を保っていました。
やっと呼ばれて診察室へ
私が診察室に入るなり先生から「手術したほうがいいと思うなぁ」と言われました。ギブスの固定だけで治ることを期待していたので「うわーまじですか…」としか言えませんでした。まさかオーストラリアに来て人生初骨折と初手術を経験することになるなんて…
簡単な問診は英語で行われ、その後手術の詳しい説明については、先生が電話で翻訳サービスにつないでくれたので、日本語訳付きで説明を受けることができました。
その時受けた説明がこんな感じでした。
・骨の位置がやや外側にずれてしまっているので、元の位置に戻した上で、金属で固定する手術をする。
・縫合は皮膚に溶ける糸を使うので抜糸しない。
・金属は取り外さない予定だが、もし合わないということであれば、6ヶ月後取り外すこともできる。
・手術はおそらく来週。日程が決まり次第病院から電話する。
・手術当日の早朝から絶食が必要。細かい時間等も改めて病院から連絡する。
・日帰り、もしくは様子を見て1泊入院する可能性がある。
・手術のリスクについての説明。
リスクを理解した上で同意書にサインしました。
直筆のサインが必要だったので、左手で頑張って書きました。
診察後
その後、ギブスを新しいものに取り替えてもらって、CT scanを撮影し、この日は終了しました。今日の分の医療費は支払い不要と言われました。日本みたいに都度会計ではないようです。
これまでしていたギブスは、長すぎて、指がほとんど動かない状態でした。1週間指が動かせなかっただけですっかり固まってしまっていて、新しいギブスに変えてからもうまく動かすことができなくなっていました。病院からは指をよく動かして、リハビリをするように言われました。

新しいスリング(三角巾)もくれました。これになってから首肩コリが大分マシになった。
長い一日だった…
朝9時半に病院に来て、全部終わったのが夕方の5時半とかでした。半日位で終わると思っていたものが、ものすごく長い時間がかかりました。もしオーストラリアで総合病院にかかる必要がある場合は、前にも後にも時間には余裕を持って行ったほうがいいと思います。あと水と軽食忘れずに…
次回、「ワーホリ中に骨折した話③ 手術&入院」