
ハイデ近代美術館に行ってきました!
豊かな自然に囲まれた美術館で、近代的な絵画や、屋外では多くの彫刻を見ることが出来ます。
展示施設が3つに分かれていて、かつ屋外の公園もかなり広いので、全部見て回るとなるとかなり歩きます。天気が良い日に、時間をかけてゆっくり周るのがおすすめ。
疲れたら休憩できるカフェ&レストランもあります。

基本情報
Heide museum of modern art ハイデ近代美術館
Webサイト:
https://www.heide.com.au/
住所:
7 Templestowe Rd, Bulleen VIC 3105
アクセス:
Heidelberg駅から903番「Mordialloc SC」行きのバス降車後徒歩8分
駐車場あり
営業時間:
火~金 10:00-16:00
土、日 10:00-17:00
月曜定休日
入場料:大人 27 ドル、
MobTix 17 ドル
割引 22 ドル
シニアデー(火曜日) 22 ドル
会員は無料
マンニンガム居住者は無料
庭園と彫刻公園は無料
敷地内マップ

大きく分けて3棟の建物から成り立ち、それぞれハイデⅠ、Ⅱ、Ⅲとなっています。
元々はある芸術愛好家の家族が自邸兼アトリエ、芸術家同士の交流の場として提供していたのがハイデⅠ
その後彼ら自らの手で建てられたアトリエがハイデⅡ
後に一番新しいハイデⅢがメインエントランスとして建てられ、美術館として一般開放されています。
駐車場

駐車場の様子。砂地なので、バイクは転倒要注意です。
それなりに車室はありますが、平日に来館したにもかかわらず結構車が止まっていました。美術館だけでなく、公園利用目的の方も多いのかなと思います。
ここだけではなく、公園の反対側にも駐車できるスペースがありました。

マップの中のHeideⅢがメインエントランス。最初にこの建物に寄って、カウンターで全館共通のチケットを購入します。
料金を払うと、リストバンドを付けてもらえます。
カフェ&レストラン
敷地内のカフェレストラン、Heide Kitchenの様子。今回私は利用しませんでしたが、とてもおしゃれで素敵なお店でした。
しっかり昼食を食べている人や、昼からワインを飲んでいる人など、多くの人が寛いでいました。


HeideⅢ展示
エントランスから入ってすぐ左手から展示が始まるので、建物の順番通りではありませんが、ハイデⅢから鑑賞を始めました。
- ジョン・ニクソン
ジョン・ニクソン(1949–2020)はオーストラリアで有名な、抽象芸術を制作してきたアーティストです。かなりの点数があり、見ごたえがありました。
会期:2025年11月26日~2026年3月9日










- マリア・コンティス
マリア・コンティスもオーストラリアの作家で、パステルで写真のような精密な画風で有名です。絵も美しかったですが、個人的には彼女が制作した椅子が好みでした。
会期:2025年9月6日~2026年2月22日







座ることはもはや目的ではないけれど、圧倒的美しさを兼ね備えた、今にも消えそうな儚い椅子でした。
HeideⅡ展示
HaideⅢとカフェレストランの建物の間をまっすぐ進んで行くと、奥の方にHeideⅡがあります。


- ネル(NELL)
インスタグラム:https://www.instagram.com/nellartist/
会期:2025年10月11日~2026年3月22日

現在はネルというオーストラリアのアーティストの作品が展示されていました。
HeideⅡは2階建ての建物で、一棟すべて彼女の作品が展示されていました。


展示の名前の通り、展示物のすべてに顔がついていました。可愛いような怖いような…




この狭いところ通っていいのかな…?と思ったら奥に展示らしきものが。
建物の内部構造が少しいびつで、探検という感じがして面白かったです。




昔のビットワールドのホラゲを思いだす顔







Tinyすぎる












可愛いようで、顔の無機質さが怖くもあり、大雑把なようで細部にこだわりがあったり、一見ランダムなものに顔が付いているように見えて、生命の循環やアニミズム、仏教など多様なテーマがないまぜになっている。そのギャップが面白い展示でした。
HeideⅠ展示
この家を囲む庭園もとても綺麗で、色々な野鳥を観察することが出来ました。




キバタンが走ってるのってかわいいですよね。

現代的で公共施設らしいHeideⅢとは異なり、HeideⅠは一見普通の民家のようでした。

内部にも普通の民家と同じようにキッチンがあって、ダイニングがあって、図書館と、バスルームまでありました。生活の様式が残されたまま、そこに美術作品が展示されていました。
家の中で流されていた映像の中で、この美術館の歴史も紹介されていました。
第二次世界大戦前の少し前、1935年にこの自宅兼アトリエが芸術パトロンのジョン・リードとサンデー・リードによって建てられました。
実際に生活しながら、家に芸術家を招いたり、作品制作をし、また展示の場として用いられてきたようです。
なので、ここではアート作品を楽しみつつ、少し昔のオーストラリアの生活様式も垣間見ることが出来ます。

このタイプのコンロ、直接見たのは初めてかもしれない。上の動物タイル可愛い。






オーストラリアの作家が描いた絵画は、どれも共通して色使いにかなり特徴がある気がします。
赤、橙、赤茶あたりの色味が特に際立って、コントラスト強めな印象。
アボリジナル芸術の影響も大きいとだろうけれど、オーストラリアの人たちが普段から目にしている自然の色、大地の色に近い色なのかも。


今はディスプレイとしてガラス張りになっているので、実際に本を手に取ることはできないようになっていますが、よく見ると、多くの本はかなり使い込まれている様子。

バスルームには特に作品は展示されていないのですが、内部をみることが出来ます。
パーツや装飾はレトロな感じがしますが、作りは現代のオーストラリアの一般家庭とさほど変わらないのが興味深かったです。

シャワーは今のようなガラス張りではなく、三方が壁の個室になっていました。
上に引っ掛ける所?があるのでカーテンで仕切っていたのかもしれませんね。

トイレ。装飾がきれいだけど、便座の座面細すぎておしり落ちちゃいそう。

家に増設された鶏小屋がなんか個人的に良かったです。家の窓に向かってスロープがあって、小窓が開けてあるので、もしかしたら家の中とを出入りできたのかもしれませんね。
公園・屋外彫刻
HeideⅡの奥にはとても広い芝生が広がっています。歩いてみるとかなりの点数の彫刻が展示されていて面白いです。
公園だけの利用であれば、無料で入ることが出来ます。
犬と一緒に散歩している人や、ピクニックしている人などがいました。






外にもNELLのおばけたちがいました。




終末っぽいなにか






ガレージの寄せ集めパーツで作られた、一人称「ぼく」っぽいロボ

まとめ
この日はとにかくたくさん歩きました。最初の1棟で終わりかと思ったらもう2棟、さらに屋外まであって、本当に広かったです。
一つ心残りは、HeideⅠの近くに人形小屋という、孤立した小さな建物があるのですが、その存在に気付いた時にはもう閉館時間の夕方5時を回ってしまっていて、施錠されていたので中を見ることが出来ませんでした…
もし時間に余裕がないときは、屋外展示を後回しにするなど、ペース配分は考えた方がいいかもしれません。
オーストラリア独特の表現技法の近代芸術や、一昔前のオーストラリアの民家など、見所満載でとても楽しめました。
常設展というのはなく(屋外の彫刻は変わりませんが…)、会期が定められているので、一定期間で展示が入れ替わります。
今はどんな作家が展示を行っているかは、公式Webサイトで確認することが出来ます。
好きな作家の展示を狙っていくのも良いですし、私みたいに何も下調べせずに来館するのもありだと思います。
メルボルンにお越しの際は是非訪れてみてください!